2014年6月12日木曜日

日本のテレビのニュースに思うこと

日本に戻ってきて、両親と生活していると、彼らと一緒ににテレビを見ることになります。

アメリカのケーブルテレビの料金体系と、その内容に不釣り合いを感じるために、自分のアメリカでの家では、テレビを見ることがほとんどありません。

ネットから配信されるアル・ジャジーラとか、ハフィントン・ポストなどをテレビに映して見ることはあっても、アメリカの三大ネットワークニュースに触れることはあまりなく、アメリカのテレビの状況をきちんと把握しているとはいえないのですが、日本のテレビでいつも気になることがあります。

それは日本のテレビのニュースが、どのチャンネルを取っても、報道の視点があまり変わらないこと。

アメリカだと、フォックスニュースはかなり右より、MSNBCはかなり左より、という風に局ごとの視点がはっきりしていて、良くも悪くも、制作者の意図を感じることができます。常に自分と似ている視点と、かなり違う視点が世の中に存在していることがわかるようになっている。逆を返すと、どんなメディアも公正ではあり得ない、という認識を植え付けられることになります。

日本のニュースは、NHKに見られるように「客観的で正しい報道」幻想をお手本にしている感がぬぐえず、見ていてちょっと気持ちがわるい。

記者クラブの会見をみんなで聞いてぶら下がり取材をしながらニュースを作っていたら、どの局でも同じようなニュースができあがるのは無理もないのですが、実に不思議な報道のシステムです。

メディア・リテラシーは、もっと日本で問題にされるべきではないでしょうか?
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2 件のコメント:

  1. そしてみんなそれを鵜呑みにして疑わない・・・。
    同じ事象でも受けとる人や思想によっては話し方も違ってくるよね。僕も寛也君に著しく同意。

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  2. コメントどうもありがとう。まあ、今はネットもあるので、テレビの影響力も昔ほどはないのだろうけれどね。

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