2014年6月20日金曜日

野次をとばす心理

東京都議会で塩村あやか議員に向けられた野次に、多くの人が怒っています。

野次をとばすという心理は、
どこかで日本人の安穏としたスノビズムや
平和ぼけともつながっている。

四方を海に囲まれた安全圏。
そこの群衆に紛れて、匿名無責任な言葉を投げて、
安全な群衆=マジョリティの中に逃げる狡猾さ。

野次を飛ばした人たちは、きっと日本の単一民族神話を疑わず、
自分たちが攻撃されるなんて、考えたこともないのでしょう。
そのうえ、きっと無根拠に自分は優れていると思っている。

優れているから、他者は遠慮して攻撃を仕掛けてこないと思っている。
根拠のない優越性は、ときどき確認される必要があるので、
マイノリティである他者にちょっかいを出す。

ちょっかいや攻撃の対象となる他者は、外国人でも、女性でも、
とにかく自分より弱い立場で、抑えつけられる対象であれば誰でも良い。
ましてや、女性個人の身体の問題に立ち入るのは、言葉によるレイプ。

自己肯定のために他者を攻撃し、従属させようとするファシズム。

子どものいじめより酷い。

議会レベルでこんなことが行われている国、日本。

ただ、残念です。

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